日本の環境産業の海外進出を支援するプロジェクトへの参画

日本企業の成長性ある海外市場への進出の必要性は、多方面で論じられているが、とりわけ、環境分野でも、日本独自の技術システムをいかにして海外へ展開するかが、今後の課題とされていた。
今年度の環境省事業において、その支援事業の採択案件7件が確定した。
そのひとつに、弊社が関係しているプロジェクトが採用された。


環境省の事業名は静脈産業の海外展開促進のための実現可能性調査等支援事業」であり、弊社が関係して採択されたプロジェクトは、JFEエンジニアリング?を主幹事として、弊社と住友商事を副幹事とする「マレーシア、クアラルンプール首都圏における都市ごみによる再生可能エネルギー発電プラントの建設、運営及びリサイクル社会形成に向けての提言」を行うものである。
弊社は、この事業のとりまとめ調整役を務めると共に、地域社会に適合したリサイクル等の環境負荷低減システムの提案を行う予定である。
また、これには、様々な日本企業と現地企業とのコラボレーション等の可能性の検討も行いたいと考えている。
他の6案件と共に、大いに今後の可能性を模索する意味でも、重要と思われる。


但し、弊社の案件も含めて、その多くが、大企業をコアとしたプロジェクトである。
環境省としての事業の必要性とその成果を評価することに関して、改めて問われることとなろう。
その場合には、弊社は、自らのプロジェクトの成果だけでなく、本支援事業そのものの意義と成果に関しても宿題を負ったと考えるべきであろう。