佐野事務所の動き

2012年という年

今年は、様々な意味での変化の年といわれている。 政治的には、米国、中国、フランス、ロシア等の首脳の選挙が行われる。 日本でもおそらく、総選挙があっても驚かない状況である。 小生が専門としている環境政策、環境問題の分野ではどうであろうか。次の三…

「屋根の共有による太陽光発電市民ファンド」という試み -その1-

現在、市民によるファンドへの拠出により、小規模太陽光発電を加速させようとする試みを思案中である。 すなわち、市民から民家の屋根を借りて、市民による資金で、市民によってエネルギーの自立への試みを行おうとするものである。 このファンドのキーワー…

中小企業の課題 その2 〜契約管理〜

先だって中小企業に共通する課題、特に環境産業の廃棄物処理業を例に事業継承の問題を紹介した。 今回は、中小企業が事業を実施していく上で必要不可欠な契約行為に関することを紹介したいと思う。 ある事例を紹介する。 A社は、10年前に大手のプラントメー…

中小企業の課題 その1 ~事業継承~

弊社がお付き合いしている業種のひとつに、廃棄物処理業がある。 法律で業としての位置づけが明確になったのは、1970年。 よって、日本におけるビジネスとしての歴史は、40年と考えて差し支えない。 その前から事業をしていた方々がいないわけではないが、そ…

海外での社会システムづくりのむずかしさ

本年度、佐野事務所は、環境省のプロジェクトに、住友商事、JFEエンジニアリングと共同で申請して、「マレーシアのクアラルンプール都市圏における廃棄物管理及び再資源化システムの構築」を採択された。 これは、住友商事を中心として、現地の法人や政府関…

日本の環境産業の海外進出を支援するプロジェクトへの参画

日本企業の成長性ある海外市場への進出の必要性は、多方面で論じられているが、とりわけ、環境分野でも、日本独自の技術システムをいかにして海外へ展開するかが、今後の課題とされていた。 今年度の環境省事業において、その支援事業の採択案件7件が確定し…